花にははちみつがない!!はちみつはみつばちが作っている!!
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多くの人はみつばちが花に行き、蜜を吸ってきて巣箱の中に 貯めたものがはちみつだと思っている。 実は花にははちみつがないのです。 花には薄いショ糖液があるだけで、みつばちはそれを巣に運んでくるのです。 みつばちの巣箱の中ははちみつを作る工場です。 はちみつ作りは、貯蜜担当の内勤蜂と、蜜を集める外勤蜂との共同作業によって 行われます。 外勤蜂は、巣箱から約半径2kmぐらいのところにある花々を飛び回って、 1日数十往復しながら、花蜜(薄いショ糖液)を胃の前部にある蜜胃に入れて 巣に持ち帰ります。この時点での花蜜は、まだ水っぽく糖度は10~20%くらいしか ありません。 これを貯蜜担当の内勤蜂に口移しで渡します。内勤蜂は、受け取った花蜜を口を使って 膜状に引き延ばして水分を蒸発させます。この時、唾液中に含まれる酵素が混入し、 その作用で花蜜の中のショ糖がブドウ糖と果糖に分解されます。 この時点での糖度は40%ほどです。内勤蜂は、これをさらに小さい水滴にして、 巣穴に入れて、羽であおいで、さらに水分を蒸発させ2~3日かけて糖度が80%ほどの はちみつにしていきます。完熟蜂蜜で一杯になった巣穴は、お腹にある器官から蜜ロウを 分泌し、ふたをします。 この時点で糖度78パーセント以上になっています。 高いものでは82パーセントにもなります。 はちみつはブドウ糖と果糖ですから、本来、人の体の中で行われるショ糖の分解を、 ハチが先にしてくれるので、私たちがはちみつを食べても、消化する必要がありません。 体に負担をかけることなく、すぐに吸収し、エネルギーに変えることができるのです。 はちみつの中のブドウ糖と果糖の割合は花の種類によって異なり、 ブドウ糖の割合の多いはちみつ(りんごのはちみつや菜の花のはちみつ)は固まりやすく、 果糖の割合の多いはちみつ(アカシヤのはちみつ)は固まりにくい。 1匹の働き蜂が一生の間に集めるはちみつは小さじ一杯程度で、採蜜時の みつばちの寿命は一か月です。